これでいいのか?日本の医者

風邪をひいてしまい、微熱が下がらず、咳が出てきたので、医者に診てもらうことにしたら、先生の前に座って1分もしないまま、診察が終わり、処方箋をもらった。

マスクを外して口を開けた瞬間に、懐中電気でサッと喉をチェック。
え"っ?! ちゃんと見た? ねぇねぇ、それほんとにちゃんと見たの? と言うくらいの速さだった。

それから、咳は? と聞かれ、「今は止まってますけど、結構出て苦し…」
鼻はどう?と咳の応答が終わらないまま聞かれ、「鼻は飲んでいた薬のせいか、少し、でも大丈…」と、また途中で遮られ、じゃあ抗生物質と咳と鼻も出しておきますから、で、診察室を出た。

保険のポイントを1日いかにたくさん稼ごうとする、若い医者によくあるやり方を、まさか、この先生(多分、50代)もするとは思ってもみなくて、がっかりした。

アメリカでは、医者がしっかりカウンセリングをしてくれて、その内容をパソコンで記録しているのに。。。
どうした日本の医者?

処方箋を買いに行くと、これまたビックリ!
抗生物質と咳と鼻水の他に、頭痛薬と胃が荒れた時にのむ薬まで処方されていた。
頭痛薬を飲むと胃が荒れることがあるので、胃の薬はそのためらしいが、そもそも、診察で頭痛があるとは一言も言っていないのに。

風邪の症状として医者が気をきかせてくれたのだろうと、素直にもらったけれど。
要するに、風邪ごときで診察に来られては、面倒くさいから、とりあえず診察料もらって、後はどの症状が出ても処方箋のポイントが稼げればいいから、薬が切れたら処方箋だけもらいに来なさい、ということか?
5日分しかくれないなんて。



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しかし、日本の抗生物質って小さい。
そしてあまり眠くならず、1日3回飲むんですね。
アメリカのは、飲み込むのが大変なぐらい大きく、1日1回の服用で、 これを飲んだら頭がボーっとします。 
会社なんて行けません。車の運転NGですから。

日本の抗生物質の方が、お利口な気はする。

それにしてもこの、日本の保険の点数システム、 どうにかしてほしい。
点数をたくさん稼げば、それが収入に繋がるのだろうけど、医者ってもっと詳しく患者の症状を診るべきじゃない?
流れ作業的な診察はどうかと思うし、
風邪だと思って診察をうけていても、そうじゃないかもしれないって、親身に診断してくれなきゃ、治るものも手遅れになるかもしれない。
まぁ、医者にとってみれば、毎日たくさんの患者を診て、一人ひとりに時間をかけてはいられないのかもしれないが、いかにも点数稼いでなんぼのやり方は止めてほしいと切に願う。

私のひいた風邪は、5日では治らず、咳だけが続いたので、咳の薬だけ処方してくれないかと、電話で問い合わせてみたら、医者に診てもらう時間に間に合わない私のために、薬局で受け取れるようにしておくと融通を利かせてくれた。

仕事帰りに薬局屋へ立ち寄り、処方箋を見てびっくり。

いいとこあるじゃーん、医者!

と思っていたのも束の間。

なんと、最初に処方された薬一式全部が処方されていた。
咳の薬だけって言ったのにー!